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提言
都会の栽培活動
新潟・南万代小学校

 南万代小学校は、新潟駅やバスターミナルなど公共交通機関が集中する「新潟の玄関口」を学区に有し、万代シティの名称で親しまれている繁華街に立地している。学校周辺は商業地が広がり、住宅地や高層マンションが立ち並ぶ。田畑は見られず、作物の生育を観察できる機会はない。このような立地条件の中、当校では、体験活動として全学年が栽培活動に取り組んでいる。当校の研究テーマは「豊かな体験を通して、生活をよりよくしようとする子ども」である。年間を通じて、全学年が行う栽培活動(1・2 年生は生活、3 ~ 6 年生は総合)に学級活動や家庭科の授業が連動するようにして学校の食育プランを作成している。

各学年の主な栽培活動
1年ミニトマト・冬やさい/2年好きなやさい/3年大豆
4年夏野菜・大根/5年コシヒカリ/6年ジャガイモ

 どの学年も「なりわいの匠(たくみ)」(※)等その道の専門家を指導者として迎えている。
 紙幅の都合上、ここでは4 年生の大根栽培を紹介する。

 当校の立地条件から長い大根を育てる土地はない。また日照時間も短い。大根は大きな肥料袋に土を入れて育てるのである。はじめに種を数個まき、芽が出たら間引きをして、大きな大根にしていく。

 今年で3年目の取組である。1年目は地植えで努力したがうまく育たなかった。2年目は、農園経営者を指導者に迎え、肥料袋で再トライした。結果は成功だった。大きな肥料袋の中に1人1本ずつ大きな大根を収穫することができた。指導者は、大根がこのような環境でも育つことに驚いていた。昨年度の様子を聞くと、今年も大きな大根が育つことが期待される。
 栽培活動の効果は、何よりも驚きにある。小さな種から芽が出て大きな野菜に育つことの驚き。野菜が育つ過程を多くの子供たちは知らない。野菜はスーパーでカットして棚に並んでいるものと思っている子もいる。栽培活動を通しての驚きは、そのまま新しい知識として確実に定着していく。もう1つの効果は活動の面白さにある。野菜が大きくなる過程を見ながら世話を続ける。それが面白い。また、自分が育てた野菜はいとおしい。嫌いな野菜も自分が育てたモノはおいしいと言って食べる。人間性の根幹部分が変革されていくように見える。都会の栽培活動に大きな意義を感じている。

※「なりわいの匠」…県が認定した農業体験の指導者の人たち。

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