全国や関ブロ校長会においても新潟県の小学校長会の研修と実績は高く評価されている。日々の研鑽と研修なくして学校経営は成り立たない。この考えを前面に、新発田市小学校長会では、年間を通して様々な形で研修を開催し、校長一人一人が校長力を高めるとともに、市内の小学校全体のレベルが上がるよう刺激し合っている。
1 レポート研修
市の定例校長会は年に11回。そのうちの7回を活用し、輪番で各校の校長が学校経営に関するレポートを作成し校長会で発表する。各校の地域や児童、職員の実態などを受け、校長としてどのように学校経営を実践しているか。また職員にどのような指導をしているかなど、より具体的な報告がなされる。また、大きな事故があった場合はどのように対応すべきかという具体的説明を受け、今後に生かすようにしている。
2 現場研修会
年間2回、市内小学校を訪問して授業参観をする。その後、訪問校の校長より、学校経営の方針や自校の課題を説明してもらいながら、問題と対処方法が有効かについて意見交換している。
今年度からは市中学校長会にも働きかけ、合同で授業参観を実施している。校種の違いによる課題の解決手法の違いを確認するなど、連携を深めている。
3 特別支援学校(施設)視察研修会
特別支援教育に対する認識を深めるため、三市北蒲特支研に所属する校長と行政関係者で学校や施設への視察研修を毎年行っている。今年度は胎内市にある、社会福祉法人七穂会、指定障害福祉サービス事業所「虹の家」に訪問した。管理者や指導員からの説明でさらに認識を高め、就労状況を視察する中で、障害者自立支援の実態を深く受け止めることができた。
4 校長教頭合同研修会
年1回新発田市と北蒲原郡合同小学校長教頭研修会を開催し、県義務教育課指導主事や教育事務所長をお呼びし御講義をいただく中で、今教育現場において最も課題となっている内容について指導を受け、明日からの学校運営に生かせるよう努力している。
様々な変革の中で、子どもたちを指導する教員も日々研修し、資質を高めている。その教員を指導監督する校長はさらに研修を重ね、子どもたちの育成に努めなければならない。 |