南魚沼市は、平成16年11月に六日町と大和町が合併して誕生した。その後、平成17年10月塩沢町が合併し、現在の南魚沼市としてスタートした。当小学校長会は、南魚沼郡湯沢町5校と南魚沼市19校の計24校で構成されている。しかし、湯沢町は平成26年4月には1校に統合することになっており、準備が着々と進んでいる。
1 中学校区内の連携と磨き合い
郡市内には、中学校が7校あり、それぞれの中学校区ごとに、そこでの課題を明確にして、その解決に向けた取組を行っている。
湯沢中学校区では、統合後の体制づくりやカリキュラム作リを進めている。しかし、課題も山積している。湯沢町として実施してきた親善水泳大会・陸上大会等が1校となった時、どのように各種大会を開催するか、南魚沼市内の小学校と一緒に親善大会を行う場合、人数が多くなり競技内容や運営をどう工夫したら良いか、今後検討していかなければならない。
2 南魚沼市立総合支援学校への支援
南魚沼市は、市内すべての子ども・若者の「あふれる笑顔」を目指して、平成23年3月に南魚沼市教育基本計画「笑顔あふれる教育プラン」を策定した。また、小出特別支援学校に在籍する児童・生徒の保護者等から、特別支援学校設置の要望書が提出され、現在、平成25年4月開校予定で準備が進められている。新設の学校は、小学部から高等部、就労支援まで含め郡市内特別支援教育のセンター的役割を担うことから、名称を総合支援学校とした。郡市校長会として開校に向けて全面的に支援をしていく。
4 研修を通して校長力を高める
当郡市校長会は、今年度の関ブロ群馬大会において、司会と発表が割リ当てられていた。そこで、校長会で発表と司会のリハーサルを行い、全員で内容の検討を行った。大会後の校長会では、改めて発表の報告会を行い、全員で校長の役割について共有することができた。また、校長会では毎年市内の巡検を行っている。昨年度は、塩沢地区龍沢寺を訪問した。まず、校長白身が地域を知り、その資源をどう生かすかを考えることが重要である。さらに今年度9月の校長会では、「いじめ」について情報交換し、校長としての役割について研修を深めた。
当校長会は、一人一人の会員が互いに絆を強くし、切磋琢磨しながら連携を深め、校長力を高めている。 |