加茂市・南蒲原郡小学校長会の会員数は、加茂市7名と田上町2名の合計9名です。会員の意思の疎通が図りやすくネットワークの軽さが特長です。
昨年度は、三条市校長会の協力をいただき、県小学校長会代議員会を担当いたしました。校長会では、情報と課題を共有し、郡市の教育課題解決に当たっています。
1 校長会の連携を一層強める
今年度は、年間2回実施していた郡市校長会を3回に増やしました。一人一人の「校長力」を高めるための取組として、県小学校長会地区研究集会の課題レポートを持ち寄って事前研修を行うことにしたからです。校長として、何をしたか、職員にどのように働き掛けたか等を視点に、協議を深めました。また、今日的な課題や教育情報等について情報交換をしました。
「良かれと思ったことを行ってみる」少しの改革ですが、成果は大きなものと考えています。
2 校長会の活性化を図る
加茂市小学校長会でも田上町小学校長会でも、市や町の教育委員会及び中学校長会と密接に連携を図っています。
例えば、加茂市小学校長会では次のように取り組んでいます。
①平成21年度の「校長会にかかわる活動等の反省と22年度への提言」を生かして、校長会の活動を運営すること。
②加茂市学校教育推進の立場から、加茂市学校教育や加茂市小中学校の概況を把握し、当面する諸課題の解決に向けて取り組むこと。
③校長会の組織を生かし、他団体・機関との連携、地域社会との協力に努めること。
この3点を重点として掲げ、8回の研修を組織しています。
主な内容は、共通テーマによる研修(学力向上、学校経営方針等)、会員の学校経営に学ぶ研修、生徒指導研修教育課題についての情報交換等でありレポートを作成して臨むのが常となっています。年度末には、校長会研修を評価するとともに、各会員が学校経営を内省するという意味から研究集録を作成し、次年度へつなげています。
郡市と個別の校長会の両輪を充実させることが要であり、これからも伊藤会長が提唱されている数パーセントの改革と、更なる連携を目指します。 |