村上市小学校長会は、関川小学校と粟島浦小学校を含めた1市2村の22校で構成されている。
村上市は「ここで生きる」をテーマに「郷育(きょういく)のまち・村上」の具現化を目指している。関川村は「関川村村民憲章」に基づく学習実践や総合的な学習の時間を推進し、生きる力の醸成に努めている。また、粟島浦村では、島の子どもたちと、希望して寮生活をする他の地域の子どもたちが、共に学枚生活を送る「しおかぜ留学制度」を導入した。当会はこれらの特色ある教育活動を大切にした各種事業を実施している。
1 学校経営上の情報交換
各校を訪問し、その校区に詳しい方から講演をいただいている。また、訪問校の校長からは、沿革史や学校運営方針、学校課題などを聞き、意見、情報交換を積極的に行ってきた。この取組は、広い当地域のそれぞれの地域のよさ等を共有し、自校の学校経営にも生かす上で意義がある。また、全国連合小学校長会研究協議会や関東甲信越地区小学校長会研究集会などの研修会に参加した校長には、定例の研修会で報告してもらっている。参加者の生の声を聴き、意見交換することによって研修が更に深まっている。
2 広報誌「むらかみ」の発行
毎年2号の広報誌「むらかみ」を発行している、各自の抱負、エッセイや研究小論など自由に執筆し手作業で製本している。長年継続してきた広報誌を読むたびに、その時々の会員の実践や思いが伝わってくる。村上市校長会に所属して、共に仕事をしてきた連帯感を強く感じることができる。
3 小中連携の取組
小中連携の取組として、主に中学校区を中心とした特色ある学校づくりについて、その実践を紹介し合っている。また、講師を招いての人権教育、同和教育や年金研修会を開催している。更に今年度は、喫緊の課題である学力向上に関わる研修に重点的に取り組んでいる。
村上市小学校長会は、今年度、新潟県小学校長会下越研究集会村上大会を開催させていただいた。この大会の準備を通しながら、校長会員が一丸となって頑張る組織力を更に強めることができた。今後も、村上の教育の発展のために努力していく。 |