燕市は、県の中央部に位置し、金属洋食器生産など「ものづくりのまち」である。また、良寛ゆかりの地でもあり、産業と歴史と自然が調和した地域である。弥彦村は、越後一の宮「彌彦神社」、弥彦
山、弥彦温泉を抱えた県内屈指の観光地となっている。
1 組織・目的
当会は、燕市15校と弥彦村1校の合計16校で組織している。16名の会員は、機動性と相互の連携・結束が持ち味である。
会の目的として、
○県・郡市小学校の教育課題の解決に向けた組織的な活動
○校長としての資質、能力の向上を目指した研修や相互連携
を掲げ、各種事業を推進している。
定例会として月1回、年間11回の全体会を開催し、情報交換や各自の役割分担による活動を進めるとともに、校長の経営力・指導力の向上に向けて研修を積んでいる。
2 研修の推進
校長会の際に、年間9回の研修会を実施している。内容は、いじめ・不登校や問題行動への対応、学力向上、危機管理等である。研修部の計画に従って、担当する校長が発表し、それに対して全体協議形式で話し合いを行っている。校長としてどのように課題解決に当たるかという視点から、率直で忌憚のない意見交換が行われ、貴重な学び合いの場となっている。また、年1回外部講師による講演
会も実施している。これまでに、民間出身校長を講師に、企業経営と学校経営について講演会を行ってきた。
3 小・中・特別支援学校の連携
小学校と中学校、吉田特別支接学校が共通の教育課題に向けて円滑に取組を推進できるように、年間3回、燕市西蒲原郡小・中・特別支援合同校長会を実施している。発達障害等の児童・生徒への対応を含めた特別支援教育に対する理解を深める意味から、特別支援学校からも参加してもらっている。
今後も小・中・特別支援学校間の連携を密にしながら、義務教育9か年を見通した教育の展開に向け、力を注いでいきたい。
最後に、来年の県小学校長会代議員会燕・弥彦大会に向けて、「おもてなし」の心をもってお迎えしようと会員一同、頑張っている最中である。 |