新潟市小学校長会は、会員数114名を擁する県下最大規模を誇る校長会であり、新潟市が目指す「学・社・民の融合による人づくり、地域づくり、学校づくり」を推進している。
1 活動の重点と組織
今年度は、「新潟市教育ビジョンの実現に向けた組織的な活動の充実」「学校経営力の向上を図る研修活動の充実」「関ブロ新潟大会を通した校長会活動の充実」の3つを重点に掲げた。
そして、これらの、重点達成のため、「本部会」「理事会」「全体校長会・全体研修会」「専門部会」「区校長会」「新潟市関ブロ実行委員会」の6つの組織を設け、活動を行ってきた。その中から、2つの活動を紹介する。
活動1:関ブロ新潟大会の取組
新潟市小学校長会にとって、今年度の最大の使命は、「関東甲信越地区小学校長研究協議会新潟大会」を成功させることであった。全校長が、総務・運営など5つの部会に分かれ、二年半の歳月をかけて準備を進めてきた。分科会では新潟市の2名の校長が発表を行い、参会者から高い評価を得た。また、この研究大会の運営を通じて、新潟市の校長会の結束は大いに強まった。
活動2:研修への取組
114名の校長が一堂に会する全体校長会を年4回、全体研修会を年2回実施している。毎回、教職員課長と学校支援課長から、タイムリーな指導をいただくなど、新潟市教育委員会と新潟市小学校長会とをつなぐ貴重な研修の場となっている。また、全体研修会では講師を招いての講演会や研修報告会を実施し、校長のマネジメント力向上を図っている。
2 今後の課題
平成29年度の包括的な権限移譲に向けて、今後の課題と可能性を想定し、計画的な取組を行う必要がある。そのために、県小学校長会をはじめとした関係機関・関係団体と協議を重ねながら課題の明確化を図り、組織の整備を進めていく。 |