1 地域の特色
学区は、聖籠町の西側に位置し、日本海に面した砂丘地帯である。橋や道路などの整備が急激に進み、都市部の文化が流入し、学区の様子が大きく変化してきています。旧来、漁業や農業を主な生業としてきた地域でしたが、昭和53年の新潟東港開発に伴い亀塚集落が移転してきたり、開発により多くの企業が学区近辺に移転してきたりしたため、会社勤めや兼業の家庭が増加しました。近年は、学区内にサッカーカレッジ、アルビレッジ(サッカーJリーグ施設)ができたり、宅地開発が進んだりして、学区の環境も大きく変化しています。
2 社会性育成の取組
全校の子どもたち一人一人が楽しく安心して学校生活を送ることができるよう、いじめの未然防止に向けた社会性育成の取組に重点を置いています。大きな柱は、次の2点です。
(1) 異年齢交流活動
年間を見通した異年齢交流活動を『笑顔大漁!亀っ子プラン』と名付け、子どもたちに発揮してほしいスキルや教職員の構えを明確にした活動を行っています。リーダーとなる上学年の子どもたちの自己有用感を育むことを主なねらいとし、全教職員で活動を支援しています。
【実践例】『亀っ子サマーチャレンジ』 |
ア |
期日 平成25年7月27日 |
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イ |
場所 校地内 |
ウ |
対象 全校児童 |
エ |
主な内容
野外炊さん・縦割り班遊び・肝試し・引き渡し訓練 |
オ |
当日の様子
野外炊さんでは、高学年が下級生をリードして、自分たちの力でかまどの火をおこしたり、野菜を切ったりしました。暗くなってからの肝試しでは、班で身を寄せ合いながらコースを巡ることで絆を深めていました。 |
(2) 社会的スキルの育成
子ども同士のトラブルが多いことから、子どもたちのかかわり方のスキルを意図的・継続的にトレーニングしていけるよう、全校体制で取り組んでいます。
① 学級ソーシャルスキルウィーク
毎月第3週を、ウィーク期間とし、全校共通のテーマで実施しています。
② 5年生リーダーズトレーニング
10月~2月に、担任と担任以外の教職員(輪番)のT・Tで、計7回のトレーニングを行っています。
3 地域との連携
地域に開かれた信頼できる学校づくりを目指し、「学校運営協議会」がスタートし、5年目を迎えました。また、コミュニティスクールとして、学校と保護者や地域の皆さんがともに知恵を出し合い、協働しながら子どもたちの豊かな成長を支えていく「地域とともにある学校づくり」を進めています。学校運営協議会や地域コーディネーターのつながりの中で行っていることをいくつか紹介します。
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子どもたちの見守り隊として交通指導に立つ方や、地域から子どもと一緒に歩いて学校に来る方がいます。 |
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「学校の給食を食べてみよう会」を開催し、日ごろボランティアに来てくださるサポーターの方と子どもたちと交流を企画しています。 |
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学校関係者評価を実施し、学校と一緒になって子どもたちのことを考え、それぞれの立場、視点から意見を出し合っています。 |
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総合学習、生活科、図工、家庭科、音楽などの学習サポーターを導入しています。
子どもたちも教職員も地域の方々も「亀代小学校サイコー!」と笑って言える学校を目指しています。 |
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