佐渡市立小木小学校は、佐渡島の南端に位置しています。学校の教育目標「なかよく かしこく たくましい子」の下、74名の児童が元気に学校生活を送っています。
小木小学校は、平成27年4月1日に校舎を移転しました。南佐渡中学校に統合された旧小木中学校の校舎を改築しての移転です。
旧校舎での学習が始まったのは、昭和45年です。以来45年間、子どもたちの成長とともにあった校舎でした。眼前には、佐渡金銀山で採掘された金銀の積出し港や北前船の寄港地として栄え、昨年開港400年を迎えた小木港が広がります。新校舎が建つ「桜ヶ丘」からも、この小木港を眺望することができます。この新校舎でも引き続き、佐渡固有の自然、歴史、文化を学ぶ教育「佐渡学」の充実を目指しています。
例えば6年生は、今年の総合的な学習の時間で、佐渡金銀山で産出された金銀の輸送ルート「金の道」を取り上げ、課題解決学習を進めています。加えて、民謡クラブやふれあいタイムの活動も、地域に根ざした特徴的な教育活動です。いずれも地域の皆様を指導者として招き、支援していただいている活動です。
民謡クラブは、佐渡市主催事業(佐渡に学ぶ芸能・学習発表会)にも参加し、これまでの取組の成果を発表しました。また、ふれあいタイムの活動では、縦割り班を生かした体験活動を実施しています。その活動の一つである太鼓体験は、「鼓童」の支援をいただいて実施しています。
地域の皆様に支えられた小木小学校です。小木の地にある教育的資源を十分に活用し、これからも地域の特色を生かした教育活動に全力で取り組んでいきます。 |