新潟小学校は、見附市の北東の田園地帯に位置し、学区は純農村地帯と新しい住宅地とで形成されています。地域では、公民館及び地域活性化組織「こみゅにてぃほっと新潟」が活発に活動し、地域ぐるみで子どもを育てる体制があります。保護者も地域も学校教育への関心が高く、とても協力的です。
当校では地域の伝統芸能「獅子舞」の継承活動を中核に、自分に自信をもち、地域を愛し、地域に誇りをもつ子どもの育成を目指しています。
校区にある小栗山不動院に約350年前から伝わる獅子舞を、平成8年から教育活動に取り入れました。獅子舞保存会から指導を受け、5、6年生が主体となって、笛、太鼓、獅子舞、神楽舞を練習しています。その中でこの伝統芸能の意味と継承の大切さを考えさせながら、それを地域に伝えていく活動を行っています。
今年度はその獅子舞継承活動が20年目を迎えました。そこで6年生が主体となり、これまで取り組んできた活動を振り返った
り、「獅子舞クラブ発足20周年を祝う会」を開催したりしました。「祝う会」は、企画、運営を6年生が自分たちで協力して行いました。これまでお世話になってきた保存会の方や卒業生なども招待し、盛大に開催することができました。
この他に、年2回「ししの日」を設定して、4年生以下の児童も獅子舞について学べるようにしています。獅子舞の歴史を紙芝居で伝えたり、笛、太鼓、獅子頭等に直接触れたりする獅子舞体験を通して、全校児童が獅子舞と関わる活動を行っています。また、秋になると、6年生は活動の中心を5年生に譲り、4年生に獅子舞を教える活動に移行します。
獅子舞の継承活動は当校の教育活動の中核です。今後も、この活動の質を高め、当校の教育目標である「ともに遊びともに学びふるさとにいがたを愛する子」の育成に全力を傾けていきます。 |