1 はじめに
当市の教育理念「共創郷育」のもと、当校では、地域や家庭との連携をこれまで以上に充実・発展させることにより、児童が自分で考え、進んで表現しようとする態度の育成に努めている。
2 生活リズムの向上
元気にさわやかに朝を迎え一日を気持ちよく過ごすこと、そして、互いに安心して自分を表現し伝え合うことができる人間関係が学び合いの土台である。
今年度は、昨年度までの取組に加え、「親と子の学習ガイドブック」を作成・配布する。また、毎月10日を「地域ぐるみのあいさつ運動の日」、毎月20日を「ノーテレビ、ノーゲームの日」と定め、家庭でも地域でも一層心の触れ合いが深まることを目指して取り組んでいる。
3 ふるさと学習
ふるさとに学ぶことは、児童の新たな問題意識や働き掛け、豊かな表現を生む原動力になる。
当校でも教育コーディネーターを配置したことにより、各種活動における地域ゲストティーチャー活用が進められ、学校支援ボランティアとの連携体制が整ってきた。児童の元気を創り学校を励ます「学校応援団」の資源(ひと・もの・こえ)は豊富である。
今小っ子らしく「粘り強く考え、大胆に表す力」の育成を、伝統ある「六角大凧づくり」と「栽培活動」を柱にして進めているところである。
4 幼保小中連携
当校区は一小一中である。昨年度から、幼児教育・義務教育の12年間を見通した一貫教育のモデル地区としての取組も始まり、地域ぐるみの子育て・家庭との密接な連携が一層大切になった。小学校は特にその連携の要である。
今年度は幼児・児童、児童・生徒の交流、職員の合同研修、情報交換会など、共に活動する機会をより多く設定してきた。目指す「今町っ子」像と取組の重点が具体化しつつある。
5 終わりに
まもなく完成する新校舎には「学校支援活動室」や「オープンラウンジ」があり、学校支援地域本部の活動拠点となる。児童に地域の人々の熱意が直に伝わることを願っている。 |