6月11日・12日、第六十七回関東甲信越地区小学校長研究協議会新潟大会を「おもてなし」「本丸は分散会」「校長を主語」をキーワードとして成功裏に終えることができました。主幹として御尽力いただいた新潟市校長会の皆様をはじめ、すべての会員の皆様に感謝いたします。
「校長を主語」は、私たち校長の役割を明らかにする視点であり、分散会の命とも言えるものでした。私は、校長の役割を考えるとき、伝説の経営者と呼ばれたアメリカの実業家ジャック・ウェルチの次の言葉を思い出します。
「リーダーになる前、成功とは自分自身を成長させることだった。リーダーになると、成功とは『他人を成長させること』になる。あなたの下で働く人たちをそれまで以上に賢く、大きく、大胆にさせることだ。個人としてあなたのすべきことは、チームを育てサポートし、彼らに自信を付けさせること。それ以外は何もない。リーダーの成功は、あなたが毎日何をするかではなく、あなたのチームが輝かしい業績を上げるかどうかで決まってくる。」
「校長のリーダーシップを発揮して」というフレーズがよく使われます。今回の関ブロ協議会を通して改めてこのフレーズを問い直すことができたのではないでしょうか。子どもたちが、集団の中で学び、力を付け、自己肯定感を高めていくことを目指す学校という組織の長として、その目的を達成するために何をどのようにどうするのかを考えることができたことこそ、新潟大会の最大の成果ではないかと考えます。
チーム学校が推進される今、人材育成、チーム力の向上に努め、新潟県の小学校のエネルギーを更に高めていきましょう。 |