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提言
学習意欲の向上と学習習慣の確立をいかに図るか
佐渡・相川小学校

全国学力・学習状況調査における自動質問紙調査結果の一部 

上の表は昨年度の全国学力・学習状況調査における児童質問紙調査結果の一部である。ここに挙げたものだけでも秋田県は新潟県をすべて上回っている。他の質問項目でも秋田県は全国平均値を上回っており、学力テスト全国1位の理由もうなずける気がする。このことからも学習意欲を高め、学習習慣を身に付けさせるためには子どもたちの生活基盤や学習基盤の確立が何より重要である。

1 生活習慣改善を家庭と共に
 当校では朝食摂取はほぼ100パーセントである。しかし朝食の内容をみると、パンだけというような偏った食事内容の子どもも少なからずいる。また就寝時刻も高学年になると11時以降という子どもも多くなる。教師がどんなに素晴らしい授業をしても生活習慣が定着していなければ子どもの学習意欲は向上しない。学校の実態調査を基に子どもたちの生活習慣の改善を図ることがまず必要である。その際、学校は危機感をもっているということを保護者に理解してもらわなければならない。校長が先頭に立って自校の課題とともに食事や睡眠と健康や学力の関係を学習参観等のあらゆる機会を通じて保護者に訴える。そして学校と一緒になって生活習慣の改善に取り組んでもらえるようにすることが大切と考える。

2 家庭学習のシステム化を学校全体で
 児童質問紙の家庭学習に関する項目でも、すべてにおいて秋田県は全国平均値を大きく上回っており、家庭学習の習慣化が図られていることが分かる。調べてみると、秋田県の多くの小学校では、家庭学習ノートの使用、学校全体での共通の取組、毎日の提出、保護者と担任のノートへのコメント等の方法で取り組んでいるようである。このやり方はそれほど特別なやり方ではないように見える。しかしこの方法を学校の教育システムとして位置付け、脈々と受け継いできたことが、子どもたちのやる気を育てたのではないだろうか。
 流行に振り回されることなく自校の実態に合った方法を学校全体で地道に取り組む。このことを通して、やる気を育てる家庭学習のシステム化を図っていく必要があると考える。

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