新学習指導要領では、情報教育・ICT活用教育関係について、小・中・高等学校共通のポイントとして次の二つが総則に記されています。
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情報活用能力(情報モラルを含む)を、言語能力と同様に「学習の基盤となる資質・能力」と位置付け |
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学校のICT環境整備とICTを活用した学習活動の充実に配慮 |
また、小学校においては、次の事項がポイントとして明記されました。
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文字入力など基本的な操作を習得、新たにプログラミング的思考を育成 |
これからの社会を生きていく子どもにとって、コンピュータを理解し上手に活用していく力を身に付けることは、極めて大切なこととなっています。新小学校学習指導要領におけるプログラミング教育の必修化は、時代を拓き生きる力の基盤育成として重要な部分となります。
このことを受けて、「小学校プログラミング教育の手引き(第一版)文部科学省H30.3」が示されました。この中には、プログラミング教育で育む力とともに、該当教科等の学習場面におけるICTを活用したプログラミング教育の例が示されています。これらを踏まえて、年間指導計画にプログラミング学習を位置付け、計画的に推進していくことが必要です。
さて今年度、当校にタブレット型PCが整備されました。早速、職員研修で、前段までの内容を共通理解するとともに、市教委ヘルプデスク及び導入したアプリケーションソフトの担当者をお招きし、次の内容について知識理解と技能を高めました。
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タブレットPCの基本操作と使用環境、管理 |
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導入したソフトの種類と概要、基本操作 |
研修を通して、まず教師がタブレットPCや導入ソフトを実際に作動させ、学習活動にどのように活用していけるのかを構想し準備する時間の確保が不可欠であると強く感じています。そのために、次の環境整備を推進中です。
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教務室で、教師がタブレットPCを使用できる環境 |
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教務室や自宅で、教師が導入ソフトを使用できる環境 |
プログラミング学習の展開についての研修は、まだ実施できていません。新たなICT環境とこれを活用した学習活動の充実を通して、着実に児童及び教職員のスキルアップを図り、プログラミング学習の土台作りを行っていくことから着実に取り組んでいくことが重要と考えています。 |