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提言
運動体験を増やす運動の三間の設定
燕西蒲・弥彦小学校 

 体力(身体的な能力)を向上するには、運動体験を増やすしかない。そのためにも、時間と空間と仲間、いわゆる運動の三間の設定が重要である。

1 体育授業と体育的行事の充実
 全ての子どもに運動の三間を設定できるのは、体育の授業と体育的行事になる。当校は、今年度、「学びの価値を実感する子ども」を育てるために、①学級経営、②授業づくり、③学びのスキルに全校体制で取り組んでいる。その際のキーワードが「関わり」と「振り返り」。評価の観点の変更とも相まって、技能や勝敗、記録中心の過去の体育からは脱却し、授業や行事が充実している(はず)。

2 運動する環境を整える(時間と空間)
 当校の子どもは、休み時間によく遊ぶ。そのため、業間休み(二十分間)と昼休み(四十分間)は確保するようにしている。また、当校は丘陵地の広大な敷地に立地し、運動する(遊ぶ)には恵まれた環境にある。リスクを覚悟でNGゾーンはなしにしている。
 グラウンド周りには立派な応援スタンドがあり、子どもは、スタンドもエリアとした超広範囲なダイナミックな鬼ごっこを好む。低学年棟の横の森では、鉄棒、ジャングルジム、雲梯、跳びタイヤの遊具遊びができる。また、カナヘビ捕り同様に、遊具や桜や梅を障害物としたクロスカントリー的な鬼ごっこが人気である。
 体育館はやや狭いものの、上手に学年を割り振り、運動できるようにしている。低学年棟にはプレイルームがある。そこでは、鬼ごっこやボールゲームの他、鉄棒、肋木ができる。昨年、新たにボルダリングを設置した。一昨年、高学年玄関前では竹馬を、低学年玄関前では一輪車を設置し、自由に遊べるようにした。

3 運動に誘う(仲間)
 竹馬、一輪車、ボルダリングなどは、校長自らやってみせ、させ、褒めた。体育館でもグラウンドでも、心と体に余裕があれば一緒に遊び、仲間を誘うようにしている。「よせて」「いいよ」の蒲原弁にもすっかり慣れた。児童会の体育委員会がサッカーやドッジボール、「逃走中」などのイベントを計画すれば、職員と一緒に参加し、盛り上げた。
 冬場、「縄王校長と休み時間に縄跳びをしよう週間」を勝手に設定した。多くの子どもが一緒に跳び、「できるようになった!楽しかった!校長先生すごい!」と言ってくれた。子どもの心遣いに感謝、感激。私が一番楽しんだ。一緒に運動する仲間の存在は大事である。

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