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提言
小中一貫した防災教育の推進
新潟・木崎小学校

1 始めに
 新潟市では、小中一貫した教育を中学校区単位に進めている。木崎中学校区は現在、木崎中学校、木崎小学校、笹山小学校の2小1中からなり、2020年度からは木崎小学校と笹山小学校の統合によって1小1中になる。昨年度から、小中一貫した教育に防災教育を位置付け、児童生徒に自己肯定感、自己有用感、協働する力を自覚させるべく、3校の校長で、以下の取組の牽引を進めた。

2 取組の概要
  (1) 防災ミーティング
       防災教育をどのように推進していくかについて、各校担当者、中越防災安全推進機構、新潟市北区役所地域総務課、にいがた防災ボランティアネットワークの方が一堂に会して検討した。5月(木崎中学校で)、7月(木崎地区コミュニティセンターで)、9月(木崎小学校で)に行った。
  (2) 防災講演会
       児童生徒の防災意識をどのように高めるかについて、中越防災安全機構の方から講師をしていただき、ゲームを通した体験活動やアンケートによる意識調査を交えて 実施した。6月(木崎中学校で)、9月(高学年が木崎小学校を会場に2小合同で)に行った。
(3) 避難所運営研修会
       災害時に実際に避難所を開設する各学校とコミュニティセンターが、どのようなことに配慮しながら避難所運営を行えばよいかについて、学校職員、新潟市避難所担当職員、地域の避難所運営担当者が一堂に会し、体育館や校舎の割り当ての現地確認やアンケートによる意識調査を交えて配慮事項を学んだ。9~10月(3校をそれぞれ会場にして)に行った。
(4) 新潟県防災教育プログラムに基づく授業
       3校が「新潟県防災教育プログラム」に示された地震災害編、洪水災害編、雪災害編の授業を3年サイクルで必須内容が重ならないように一巡するよう計画し、同時期(10~12月)に授業公開した。2018年度は地震災害を扱った。また、2019年度は洪水災害、 2020年度は雪災害を取り扱う計画である。


3 終わりに
 今後も、小中一貫で体験や学習内容の習得を積み上げ、 児童生徒に自己肯定感、自己有用感、協働する力の自覚を促し、真に防災への生きる力を身に付けさせたい。

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