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 よりよいコミュニケーション活動を求めて ~新潟市の市小研外国語活動部の取組から~
提言
よりよいコミュニケーション活動を求めて
~新潟市の市小研外国語活動部の取組から~
新潟・潟東東小学校

 本校のある新潟市では、年7回の小学校教育研究協議会(市小研)の活動を役員の教諭が中心になり計画し、推進している。私は理事として支援を行っている。

1 市小研外国語活動部の取組
 当部では、研究主題「進んでコミュニケーションを図ろうとする子どもの育成~よりよいコミュニケーション活動の在り方~」を基に、授業研究、講演会、実践の持ち寄り・情報交換を行っている。今年度は、次期指導要領改訂「高学年教科英語」も視野に入れて、特に新潟市中教研英語部との連携を図った。8月に初の小中合同研修会を実施した。千葉大学の本田准教授の講演と中学校区を基本にした小中の情報交換会という内容であった。

2 外国語活動の授業実践
 授業では、児童の活動意欲を喚起する題材の選定を重視している。また、新潟市では、課題とまとめのある授業を大切にしている。外国語活動は、ショートの活動やインプット中心の授業もあるので、 すべての時間、学習課題を提示するわけではないが、単元全体の課題とまとめのある授業、めあてをもたせる活動を大事にしている。
 昨年度、上所小学校の村上教諭(6年担任)が研究授業「It's my favorite time. あなたの特別な時刻はいつですか?」を公開した。授業者は、児童が「聞きたい」「話したい」と思う題材を選び、起床や就寝ではなく、個人の「特別な時刻」の聞き合いを単元のゴールにした。導入でゴールを示し、指導を進めた。また、子どもの意識を繋ぐことができるように、単元を通した自己評価カードを用いた。
 ゴールである本時、「どのようにしたら、友達に自分の特別な時刻やその理由がよく伝わるのか?」を課題として提示し、対話のモデルを示した。その後、試しの活動で児童が伝え合った。活動の振り返りで、問題点と改善点を考え、伝える対象を変えた活動で生かした。
 まとめでは、英語の使い方、ジェスチャーなどの非言語(non-verbal)コミュニケーションで、相手によく伝えるのに有効に働いた方法を共有した。

3 実践研究の成果を新潟市小学校全体へ発信
 当部の授業研究の成果と課題、取組を、分かりやすく各小学校に伝えるようにしている。それを基に、各校では、よりよいコミュニケーション活動を目指した授業に取り組んでいる。

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