新潟県小学校校長会
トップページ   サイトマップ
当会のご案内 県小代議員会 初等教育巻頭言 初等教育提言 調査報告
校長会報 大会記録 県内小学校ホームページ 新潟県小学校児童見舞金 リンク集
提言
   
 トップページ > 提言 > 外国語教育 > 積極的にコミュニケーションしようとする姿を求めて
提言
積極的にコミュニケーションしようとする姿を求めて
新潟・南浜小学校

 中央教育審議会により改訂内容が答申される次期学習指導要領について文部科学省が公表した答申の素案では、小学校英語の教科化と外国語活動を中学年から導入する方針が示された。本校では、新学習指導要領実施を見据え、児童が積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成と、英語指導に関する全教員の意識改革・指導スキル向上を目指し、次の2点について取組を始めた。

1 モジュールタイムを活用した英語学習
 高学年の外国語活動とは別に、低・中学年に対して週1回程度、朝のモジュールタイム(15分)を利用し、「Hello! English」という名称で、あいさつや色、数、形などの簡単な英語に触れさせる活動を行っている。これにより、高学年から始まる外国語活動に対して、児童の抵抗感を減らすことができるようにしていく。また、平成32年度に正式に教科化される英語学習の指導に対し、教師が指導のイメージをもつとともに、指導経験が浅いことによる英語指導に対する苦手意識を少しでも払拭させていくようにする。

2 ICTの活用
 英語学習の入り囗である小学校においては、英語の音に慣れ、聞く力を伸ばすなどの効果をあげるためには、標準的でかつ質の高いネイティブスピーカーの発音に触れさせることが求められる。しかし、英語学習の指導に不慣れな小学校教師には負担が少なくない。そこで、ICTを活用することで、ALTがいない場面でも、安心して授業を行えるよう学習環境の整備を進めている。
 CDやDVDを活用してネイティブスピーカーの発音を聞いたり、インターネット上にあるコンテンツ(デジタル教材)を活用して、会話の場面の映像を提示したりすることで、児童は興味関心をもって学習を進められる。また、文部科学省発行の学習教材「Hi,friends!」に付属しているコンテンツを活用することも効果をあげている。さらに、前述の「Hellow! English」の時間には、学習するテーマごとにプレゼンテーションデータを作成して大画面テレビで提示している。そのデータにはクイズや歌をふんだんに取り入れ、児童が楽しみながら学習できるようにしている。
 英語学習におけるICT活用では、使用するコンテンツの善し悪しが重要なポイントとなる。新潟市で始まった夕ブレット型コンピュータの導入により交流型コンテンツの活用も考えられる。今後は、より高い学習効果が期待できるコンテンツの制作や発掘をしていくことが課題である。

ダウンロードこのページのPDF版をダウンロードする (別のウィンドウが開きます)
このページのトップへ

 

 

 

 

 

 

新潟県小学校長会
事務局 〒950-0088 新潟市中央区万代1-3-30 万代シテイホテルビル3階 事務局所在地
TEL 025-290-2231 / FAX 025-245-6060 
Copyright c 2010 Niigata Prefecture Elementary School Principals' Association All rights reserved.
本サイトのコンテンツ等の著作権は新潟県小学校長会が保持します。教育的利用を除く、無断での転載・複製を禁止します。