玄関から一番近いPTA 室を、今年度、『絆ルーム』という名前に変更しました。私の思いや願いが詰まった部屋です。
<思い1>学校を拠点にした教育のコミュニティ創造
地域があるから子どもが生まれ、そこに、学校ができる。地域と学校は切り離せないものです。子どもも大人も一緒になって支え合い、学び合える関係をつくりたいものです。「地域の子どもは地域みんなで育てるのだ」という、決して、他人任せにしないコミュニティでありたいと思います。そのために、教育委員会の理解を得て、コミュニティ協議会の拠点もこの部屋に置きました。現在、入舟応援隊のみなさんや保護者・PTA 役員さんや自治会長さんたちが毎日出入りし、子どもたちに声を掛けてくれます。おかげで子どもは自己有用感をもち、安定しています。この部屋には地域教育コーディネーターもいて、学校のニーズを上手にコーディネートしてくれます。
<思い2>かかわり合う子ども育てにより社会力をつける
大人に成長していくまでに何人の人とかかわるでしょうか。核家族化や高度経済成長は本当の幸せをもたらしてくれたのでしょうか。人間関係は希薄、自分勝手の横行、孤独な大人や子どもが増え…。無縁社会到来とまで言われるようになりました。切なくなります。改善の方向に向けて、今、私ができることをしたいと思います。
それは『ヒト』ではなく『人間』なのだから人と人とのかかわりを一番大事にする子どもを育てていくということ。そのために、多くの人とかかわり、つながる機会や体験する場をつくることです。この推進役の一人が私です。多くの大人がかかわる子ども育ては、社会を創りかえていく社会力を培うと信じています。
<願い>学・社・民の融合による教育の正しい理解
新潟市は教育ビジョンの第1番目にこのことを掲げています。そのための具体策が『地域と学校パートナーシップ事業』(学校支援地域本部事業)です。学校に『つなげる力』をもったコーディネーターを配置したことで、今、学校が変わりつつあります。しかし、まだ、地域から「土日の地域行事に先生方が出てこない」、家庭から「挨拶が悪いのは先生の指導が悪いからだ」、学校から「授業を見られるのはいやだし、負担」などの声が聞こえてきます。そうでしょうか?学・社・民それぞれが責任を持って役割を果たした上で融合は成立します。正しい理解が信頼を生む鍵です。
★愛情をもって入舟教育コミュニティを創りたいです。 |