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提言
地域・保護者とつくる職業体験活動
胎内・きのと小学校

地域の声をきっかけに
 胎内市では令和二年度から全ての小中学校がコミュニティ・スクールとなり、地域と学校が一体となった教育活動を推進している。きのと小学校では、以前から不定期で実施してきた「ようこそ先輩」授業を、「今、地元で頑張っている人に光を当てたい」という地域からの声をきっかけに、キャリア教育の視点から見直しを図ることにした。
 子どもたちが複数のブースを回りながら職業体験をするだけでなく、地域で仕事をしている方々に、就いている職業に対する思いや地元に対する思いを語っていただく。……学校運営協議会での意見や地域コーディネーターとの打合せを通じて「なかよしきのとワクワクおしごとたんけん」のコンセプトが固まってきた。

事業所と学校をつなぐ地域コーディネーター
 いざ実現しようとなると、地域の事業所の協力が不可欠である。初年度の令和二年度は、対象を五・六年生の児童にしぼることにしたが、最低でも七か所のブースが必要になると試算した。趣旨に賛同して引き受けてくれる事業所は、すべて地域コーディネーターが探し出してくれた。「この人なら頼めるのでは」「興味深いお話を聞かせてくれそう」そうした情報を基に、正に東奔西走していただいた。ブースごとの内容が決定し、三学期の実施に至った。

子どもたちの学びを保護者が後押し
 子どもたちはブースを回って、事業所の方から聞いたお話や職業体験の感想をキャリアパスポートに記録し、家庭に持ち帰って、保護者からコメントを記入してもらった。「いい体験ができたね」「自分の将来についてしっかり考えているね」といった肯定的なコメントからは、家庭でたくさんの会話が親子で交わされたのであろうことが想像できた。子どもたちの学習体験に保護者が寄り添い、後押しをしてくれていることを行間から読み取ることができた。

今年度の取組
 前回の成果を踏まえて、全学年を対象にした計画を立案し、学校運営協議会での検討を経て、昨年度より多くの事業所から協力を得られる目途が立った。しかし、新型ウイルス感染症の全国的な拡大により、実施予定一か月前に中止せざるを得ない状況になった。地域連携担当教諭が各事業所にその旨を連絡すると「残念ですが仕方ありませんね」とご理解いただき「次にやる時も声をかけてくださいね」と応援していただいた。実施しても中止になっても、強いつながりが生まれていることを心底うれしく感じている。

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