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提言
「確かな学力」を育む我が校の4つの視点
五泉・五泉東小学校

学力向上に向けた本校の課題
 これまでの県小教研学習指導改善調査の結果を中心に、さらにCRT 学力検査、全国学力・学習状況調査の結果等も踏まえて、次のように課題をとらえた。現在、4つの視点から解決に向けた取組を推進している。

 ◆国語科の課題
 段落構成を考え、数値や知識・体験を入れて、説得力のある文章を書くことができる児童の育成

 ◆算数科の課題
 図や式、算数用語を適切に使い、白分の考えを筋道立てて説明することができる児童の育成

視点1 授業改善(校内研修の充実)
 学力向上に向けた課題の解決には、まず一時間一時間の授業について、職員一人一人がこれまでの自分の授業を見直し、課題を意識した授業に改善する必要がある。
 全職員が授業改善の視点を明らかにして授業を公開し合い、学び合っている。授業研究では、「『児童の学び』見取りカード」を作成し、具体的な事実から児童の学びをとらえる力を高め、手立ての有効性を明らかにしている。
 なお、本年度、県小教研学習指導改善調査の研究実践協力校となった。授業改善を実現する大きなチャンスと受け止めている。(※詳しくは、本校のHP をご覧いただきたい。)

視点2 指導計画の作成・改善
 児童が意欲をもって学ぶ指導計画にしなければならない。そのため、「児童の目的意識」「基礎的・基本的な知識・技能の活用」「言語活動」を明確にした指導計画にしている。その上で、「見通しを立てたり、振り返ったりする学習活動」を位置付けた指導計画の作成・改善に取り組んでいる。

視点3 家庭との連携
 学力向上は家庭での学習習慣や生活習慣が大きく影響してくる。『家庭学習の手引き』の活用指導と丁寧な点検、学習内容と直結した宿題を出すことに加え、「メディアコントロール」を中心にした生活習慣の改善に、学校保健委員会、PTA 教養委員会の全面的な支援を受けて取り組んでいる。

視点4 小中の連携
 小中の連携は、単なる情報交換や授業参観レベルでなく、中学校の指導内容と中学校進学後の現実を実感的に理解することで確かな意味をもつ。一例であるが、夏季休業中の補充学習を支援し合うことにし、中学校へ本校の職員が指導補助に行った。(本校へは中学校職員と中三生が支援)これが視点1~3のべースになり検討の視点にもなっている。

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